世界史
独自の文字を持つなど高度な文明を誇っていたイースター島。モアイ像で有名だが、そこには他文明の影響にさらされながらも生き残ってきた、数奇な歴史があった。
フランス王国とイングランド王国による百年戦争の最中、黒死病が大流行。ヨーロッパ全体の人口の4分の1が死んだと言われている。それはどこから発生し、どう広がり、どう収束したのだろうか?
15世紀半ばから17世紀半ばまでの大航海時代は、現在のグローバリズムの先駆けとも呼べるものである。この時代にはさまざまなモノが“発見”され、海をまたいで移動することになるが、それによって思わぬ副産物も一緒に世界を駆け巡ることになった……。
パンデミックはギリシア語の「パン(すべての)」と「デモス(人々)」が語源である。特に第一次世界大戦末期に発生したスペイン風邪は、病死者の数が戦死者と戦没者の合計を上まわるほどの大きな被害を世界中にもたらした。その発生源をめぐって浮上した新…