健康
スマホ一つですぐ健康情報が手に入る昨今、その真偽の判断はなかなか難しいものです。医師であり、一般の人の医療リテラシー向上のために活動するジャーナリストでもある松村むつみ氏いわく、「まだまだ白黒つかないものがたくさんありますが、“キーワード”…
歯の欠損や歯周病は、糖尿病や感染症、心疾患などの様々な病気の引き金となるうえに、歯が少ないと死亡リスクが高まるというデータもあります。そこで気になるのが、正しいケアの方法。最新の予防歯科学にもとづいた「むし歯・歯周病」の予防法と歯磨きグッ…
“見た目年齢”を左右する大きな要因として「肌」が挙げられます。とくに女性の場合は、「美肌のためにコラーゲンを摂っている」という人もいるでしょう。しかし、管理栄養士で日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏は、「コラーゲンを食べてもいいことはない」…
お酒といえば、「百薬の長」とか「赤ワインに含まれるポリフェノールが体にいい」などと言われることがあります。一方で、飲酒は様々な病気の元になるという説があるのも事実。医師で医療ジャーナリストの松村むつみ氏によれば、相反するような内容の「エビ…
「このごろ、あの人昼間でもお酒のニオイがする」「最近、身なりが不潔っぽくなってきた」…。家庭や職場などで、お酒を飲みすぎている人や、飲みすぎによる異変を感じられる人がいたとき、どのように対処すればいいのでしょうか? 依存症のリスク者に対して…
鏡を見てふと気づく生え際の後退や、家族に指摘されて知る枕のにおい…老化を実感するのはさみしいものですが、「誰にでも訪れるもの」と諦めるのは早計。管理栄養士の森由香子氏によると、普段の食事や食習慣を変えることで、見た目やカラダを変えることも不…
風邪やウイルス、アレルギーなどによって、体調を崩しやすいのが季節の変わり目。そんなときは栄養をたくさん摂るのが良さそうですが、必ずしもそうではないようです。薬剤師であり、漢方の専門家でもある大塚まひささんにお話をうかがいました。
健康情報に「エビデンスあり」「最新研究にもとづいた」などと書かれていると、「なるほど、信用できる」と思う人は多いかもしれません。しかし、医師でジャーナリストの松村むつみ氏は、「エビデンスがあるからといって、必ずしも科学的真実とは限らない」…
歯磨きやフロスなど、これまで当然のこととして行ってきた口内ケアが、じつは間違っていたとしたら…? 予防歯科の専門家である山本龍生氏は、「間違った歯磨きは、むし歯予防の効果が期待できないだけでなく、時として歯を失うリスクを高めてしまう」と指摘…
「朝、目覚めスッキリで、今日も一日元気!」「イヤなことも、一晩たったらケロリと忘れちゃった」。そんな眠りができることが理想ですが、なかなか難しいのが現実。どうしたら毎日“質のよい睡眠”を取れるようになるのでしょうか。医師で脳生理学者の有田秀…
歳を重ねるにつれて、下半身の筋肉の衰えや「冷え」が気になるものです。その対策としては、筋肉運動だけでなく、食べものも大きく関わるのだとか。西洋医学、東洋医学の両方に精通する医師の石原結實先生に、「体を温める食べもの」について教えていただき…
いま日本では、65歳以上の高齢者の5人に1人が介護を必要とし、要介護になった人の5人に1人が認知症を発症しているというデータがあります。認知症の予防については様々な方法が伝えられていますが、社会歯科学の第一人者である山本龍生氏によると、大切…
感染症のリスクを減らすためには、免疫力の低下に注意が必要です。気づきにくいことですが、実は「腸の冷え」がいろいろな体の不調の原因になっています。医学博士の松生恒夫先生に、正しい腸の温め方を教えてもらいました。
イヤなことがあってへこんだとしても、すぐに切り替えて前を向く。そんな「ストレスフリー」な性格に憧れを抱く方も多いでしょう。脳生理学者の有田秀穂氏によれば、ストレスに耐える力は生まれつきではなく、トレーニングによって鍛えられるもの。とくに脳…
「健康のためには1日3食しっかり食べる」「とくに朝食は大切」というのが一般的な健康論。しかし、医学博士の石原結實先生は、「食べすぎに健康長寿なし」「朝食を抜くのが合理的」とおっしゃいます。その理由やオススメのメニューについて教えていただきま…
出口の見えない自粛生活により、多くの人がストレスを感じながら過ごしています。セロトニン研究の第一人者である有田秀穂氏いわく、生活様式の変化を余儀なくされた今、必要なのは「私たちにもともと備わる“ストレスを消すための機能”を活性化すること」。…
健康のために「よかれ」と思って食べていたものが、実は効果がなかったり、逆に不調の原因になっていたら? これまで30年以上にわたって大腸内視鏡検査を行ってきた松生恒夫先生が、巷間ささやかれる健康食情報のありがちな誤解と真実について、解説してくれ…
発達障害の認知度が上がるなか、少しでも落ち着きがないとすぐに「多動では?」と疑うケースが増えているようです。そうした傾向について、スクエアクリニック院長の本間良子氏は、「すぐに病気と決めつけるのではなく、困っている症状をなくしていくべき」…
「健康長寿」は誰しもの願いでしょう。長年にわたって各方面で活躍されてきた医師の石原結實先生によると、「下半身の冷え」が老化や病気につながります。足腰の筋肉を鍛えることが、その予防になるのだそうです。
「腸にいい食べもの」というと、何を思い浮かべるでしょうか。これまで5万人以上の腸を診てこられた松生恒夫医師によると、最強のおすすめ食材はエキストラバージン(EXV)オリーブオイル。万病のもとになる“腸冷え”を防ぐとともに、アルツハイマー病や関…
「ニンニク油」って聞いたことがあるでしょうか? ニンニクをオリーブオイルに漬け込むだけのものですが、そこに含まれる「アホエン」という成分が脳の血流をアップさせ、物忘れや認知症を改善すると期待されているのです。その医学的裏付けとレシピを、都立…
うっかりミスが多い、朝起きられないといったことから、「どうしてうちの子は……」と悩んでいる親御さんは多いかもしれません。スクエアクリニック院長の本間良子先生は「その状態は性格や心の問題ではなく、副腎疲労が原因かも」と指摘します。あまり聞き慣…
近年、患者数が増加している慢性腎臓病。腎臓の病気と聞くと、「食事制限が大変」と思う方が多いかもしれませんが、それは間違った常識なのだとか。椎貝クリニック院長の椎貝達夫先生が、腎臓病にまつわる4つの誤解について解説します。
近年、大腸がんや潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)、クローン病など、腸の大病にかかる人が増加しています。大腸内視鏡検査の第一人者である松生恒夫医師いわく、「日本人の腸にかかるストレスは年々悪化してきている」とのこと。中でも深刻なの…
お酒が好きな人は、自分の中でいろいろな理屈をつけて、なんとかして飲む理由を見つけようとします。もしあなたが「『酒は百薬の長』って言うくらいだから、少し飲むのは体にいいはずだ」と思っているなら、それはただちに見直した方がいい考え方の一つです…
ここ数年、老化の原因として注目を集めている「AGEs」をご存じでしょうか? AGEsとは、私たちのからだと免疫力に悪影響を与える物質のことで、身近な食べものに含まれているようです。そこで、管理栄養士で日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏に、A…
新型ウイルス感染症の流行もあり、免疫力を高める方法に注目が集まっています。栄養をしっかりとることはもちろん、「質のよい睡眠」も免疫力の向上には欠かせません。管理栄養士の森由香子氏は、「食事のとり方」が免疫力に影響を与えていると指摘します。…
腎臓を患うといずれ透析のお世話に……そう思っている方が多いかもしれません。しかし、安易な透析の導入に反対する椎貝クリニック院長・椎貝達夫先生は、「慢性腎臓病でも、かなりの人は進行を止められ、透析に入らないで済む人も増えている」とおっしゃいま…
「ニンニク油」って聞いたことがあるでしょうか? ニンニクをオリーブオイルに漬け込むだけのものですが、そこに含まれる「アホエン」という成分が脳の血流をアップさせ、物忘れや認知症を改善すると期待されているのです。その医学的裏づけと作り方について…
腰の少し上、背骨をはさんで左右ひとつずつある「腎臓」。普段、あまり意識されることのない臓器ですが、腎臓病専門医の椎貝達夫先生は、「腎臓の日々の働きがなければ、私たちはとうてい生きていけない」と指摘します。いったいどんな役割を持つのでしょう…
普段の行動が制限されると、どうしてもストレスがたまり、身体と心は無意識のうちに“他の何か”で発散させようとします。その対象が害の少ないものであればいいのですが、簡単に手に入る「お酒」に向かってしまう人もいます。知らずのうちに深みにハマってし…
「免疫力」という言葉を目にする機会が多くなりました。管理栄養士の森由香子氏によると、免疫力向上には「腸内環境」が大きくかかわっています。新型コロナウイルスの蔓延拡大が不安視されるなか、できるだけ病を寄せつけない体に整えておきたいところです…
いまや高齢者の約40%が1日5種類以上の薬を、25%が1日7種類の薬を飲んでいるといわれています。年を重ねれば仕方がないと思われるかもしれませんが、薬剤師の宇多川久美子氏によれば、「健康のために飲んでいる薬が、老化を促進させている」のだそうです。…
高齢者の“多錠服用”が問題になるなか、「薬を使わない薬剤師」として知られる宇多川久美子氏が重要視するのが「筋肉」。筋肉を鍛えることで免疫力が上がり、薬のいらない身体を手に入れることができるといいます。しかも、歩き方を少し意識するだけで筋肉量…
人類とアルコールは古代エジプト時代からの長いおつき合い。お酒を飲むと「気分がよくなる」などの短期的なメリットはあるものの、最近はこうした考え方や飲み方が逆転するような動きも見られ、アルコールをとりまく世界は急速に変わろうとしています。そし…
外でお酒を飲む機会は減っていますが、「かえって家でたくさん飲んでしまう…」という方が多くいるようです。「自分は大丈夫」と思っていても、いつの間にか耐性ができて“アルコール依存症”になってしまうケースは多いもの。アルコール依存症の専門医として多…
「疲れていると、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまう」「ダイエットをしたいけれど、お菓子がやめられない」ということはありませんか? 食事以外のものでお腹をいっぱいにしてしまい、必要な栄養が摂れないと、健康によくないばかりか体の乾燥や老け顔を進…
気温が低くなるにつれ、体調を崩す人が増えていきます。「病は気から」というけれど、そもそも「気」とは何なのでしょうか? 漢方とうるおいの専門家である大塚まひささんに、「気」の正体と、病気を遠ざけるヒントについて伺いました。
「スマホ画面が見づらくなってきた」「本や新聞を読むときに、つい遠くに離してしまう」「少しでもまわりが暗くなると、ものが見えづらい」……。これらは明らかに、眼の老化=老眼の症状です。そうなったときの正しい対処方について、眼科医、アンチエイジン…
認知症予防には「脳トレ」と考える人も多いかもしれません。しかし、睡眠や視力、聴力など、体のメンテナンスの重要性を忘れてはなりません。認知症予防&治療の第一人者である朝田隆先生に認知症リスクを下げ、グレーゾーンから引き返す方法を聞きました。
日常生活のさまざまな場面で他人との関わり合いが生まれますが、そこでのささいな出来事がどうにも気になってしまうことがあります。仕事の資料の間違いを指摘されたり、LINEのメッセージがなかなか既読にならなかったり……。こうした「気にしすぎる」心の動…
「親が認知症になってしまった。自分も認知症になる可能性が高いのではないか……」。たしかに、認知症になりやすい遺伝子があることがわかってきています。ただし、認知症予防&治療の第一人者である朝田隆先生によると、本人の努力で認知症を防ぐ方法も明ら…
「笑う」ことには様々な効果があります。しかし、ただ単に笑えばいいというだけではないようです。笑いの最新研究から導き出された健康効果を医師の大平哲也先生に教えてもらいました。
日常生活のさまざまな場面で他人との関わり合いが生まれますが、そこでのささいな出来事がどうにも気になってしまうことがあります。仕事の資料の間違いを指摘されたり、LINEのメッセージがなかなか既読にならなかったり……。こうした「気にしすぎる」心の動…
認知症というと、物忘れが多くなったり、記憶できなくなることが増える状況を想像する人が多いかもしれません。しかし、前兆はそれだけではないのです。認知症予防&治療の第一人者である朝田隆先生に、じわじわ進行していく認知症を、回復の見込みがある「…
現代社会でストレスを受けずに生活していくことは至難の業。だとしたら、できるだけ自分でストレスのダメージから身を守る方法を身につけるしかありません。それには、ある「特性」を知っておくことが必要だと医師の大平哲也先生は言います。何かとストレス…
病気から速やかに回復するには、早期発見、早期治療が肝心。兆しにいち早く気づけば、命にかかわるような怖い病気も恐れることはありません! 見逃しがちな病気の前兆をご紹介します。
何もないところでつまずくことが増えた、タンのからんだ咳をよくしている……。ふだんの何気ない動作は、もしかすると自覚症状がないだけで病気のサインかもしれません。少しでも身に覚えがあるときは、しっかり自分の体と向き合い、早めに病院を受診しましょ…
「大人の発達障害」は最近よく話題になりますが、この病気に関する偏ったイメージや誤解がまかり通っているというのが現状です。病気の疑いがある方、ご家族、あるいは職場で当事者と関わりのある方などに向けて、医学博士の岩波明先生が発達障害の正しい知…
自粛生活によって「コロナ太り」をしたという人も多いでしょう。じつは同じような現象が東日本大震災以降でも起こりました。東日本大震災以降、福島で追跡調査を続ける医師の大平哲也先生が、「ウィズコロナ時代」に心も体も健康に過ごすためのヒントを教え…