一文字の漢字は意外と強敵です。なぜなら古い大和言葉に漢字をあてはめたものが多いため、耳慣れた音読みとはかけ離れた読み方をするからです。「見たことはあるんだけど…読めそうで読めない!」そんな漢字ばかりを集めました。ぜひチャレンジしてみてください。
読み間違えていないかチェック!
以下の漢字について、あなたは正しく読むことができるでしょうか?
(それぞれの単語をクリックすると、読みと解説が表示されます)
邪
- 読み
- よこしま
- 解説
- 悪いこと。「邪な気持ち」など。
栞
- 読み
- しおり
- 解説
- 本の間に挟んで目印とする紙。あるいは、簡単な手紙のことも指す。「旅の栞」。
袂
- 読み
- たもと
- 解説
- 和服の長く垂れた袖。「袂を分かつ」は別れること、縁を切ること。
殿
- 読み
- しんがり
- 解説
- こう読むと、軍隊の最後尾で、追ってくる敵を防ぐ部隊。「殿を務める」など。もちろん「との」とも読む。
畏
- 読み
- かしこ
- 解説
- 女性が手紙の最後に書く言葉。「あなかしこ」の略。
柩
- 読み
- ひつぎ
- 解説
- 死体を入れて葬るための棺桶。
訛
- 読み
- なまり
- 解説
- 地方特有の発音。「訛りは国の手形」は、訛りを聞けば出身地がわかるという意味。
磔
- 読み
- はりつけ
- 解説
- 罪人を柱に縛りつけ、槍で刺し殺す刑罰。「獄門磔の刑」など。
万
- 読み
- よろず
- 解説
- なんでもすべて。「万、承ります」など。「万屋」は「なんでも屋」のこと。
古
- 読み
- いにしえ
- 解説
- 過ぎ去った昔。「往にし」という古語を名詞化し、「古」という漢字を当てたもの。
俤
- 読み
- おもかげ
- 解説
- 目の前にはないのに、ありそうに見える顔や姿。「亡き母の俤がある」など。「面影」も「おもかげ」と読む。
囮
- 読み
- おとり
- 解説
- 誘い寄せるための道具や人。もとは鳥や獣を捕えるときに使う同類の鳥獣のこと。「大将自ら囮となって、敵をおびき寄せる」など。
錨
- 読み
- いかり
- 解説
- 船を一定の場所にとどめておくため、海底に沈めるおもり。「錨を上げる」は出航すること。「錨を下ろす」は停泊すること。
頁
- 読み
- ぺーじ
- 解説
- 書籍などの「ページ」。
紬
- 読み
- つむぎ
- 解説
- 絹織物の一種。大島紬、結城紬など。
庇
- 読み
- ひさし
- 解説
- 窓などの上にある日や雨を防ぐ小屋根。「廂」とも書く。
踝
- 読み
- くるぶし
- 解説
- 足首の側面にある骨の突起。
蹄
- 読み
- ひずめ
- 解説
- 牛や馬などの爪。「ひずめ」を補強する金具が「蹄鉄(ていてつ)」。
黴
- 読み
- かび
- 解説
- 腐った物の表面に出るカビ。音読みは「黴菌」の「ばい」。
閂
- 読み
- かんぬき
- 解説
- 門の扉が開かないようにする横木。
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