大人なら、読めて使えて当然の慣用句20選

慣用句は日本語の花。巧みでおもしろい表現が多いので、うまく使えば言葉づかいがぐんと華やかになります。ただし、慣用句は定型句(決まった形で表す言葉)なので、読み方も意味も正確に知って使わないと、思わぬところで恥をかくことに……。あなたは正しく使えているでしょうか?

正しい読み方はどっち?

以下の慣用句で使われている漢字を正しく読むことができるでしょうか?
(それぞれの単語をクリックすると、読みと解説が表示されます)

目の当たりにする
読み
まのあたりにする
解説
目の前で直接見ること。「め」は間違い。
噯にもださない
読み
おくびにもださない
解説
隠し事をしていることを表に出さない。「噯」はゲップのこと。
徒となる
読み
あだとなる
解説
無駄になる。割いても実がならない花は「徒花」。「と」は間違い。
斜に構える
読み
しゃにかまえる
解説
物事と正面から向き合わず、皮肉っぽい態度をとるさま。「ななめ」は間違い。
益もない
読み
やくもない
解説
無駄である。「益体(やくたい)もない」も同じ意味。「えき」は間違い。
悦に入る
読み
えつにいる
解説
満足して悦ぶこと。「入る(いる)」の読み方にも注意のほど。
粋を集める
読み
すいをあつめる
解説
すぐれたものを集める。「現代技術の粋を集める」など。「いき」は間違い。
根を詰める
読み
こんをつめる
解説
休みもせず働き続ける。「ね」は間違い。
鎬を削る
読み
しのぎをけずる
解説
激しく争うこと。「鎬」は、刀の刃と峰の間の盛り上がった部分。その鎬が削れるほどに、激しく刀をぶつけ合うことから。
黒白を争う
読み
こくびゃくをあらそう
解説
事の是非をはっきりさせる。「白黒をつける」とほぼ同じ意味。「裁判で黒白を争う」など。
毒気を抜かれる
読み
どっけをぬかれる
解説
気負った気持ちを削がれること。「どっき」と読んでも間違いではない。
踏鞴を踏む
読み
たたらをふむ
解説
勢いよく向かったが、的が外れ、空足(からあし)を踏むさま。足で踏んで空気を送る「鞴(ふいご)」から来た語。
俗耳に入りやすい
読み
ぞくじにはいりやすい
解説
世間では受け入れられやすいこと。
雁字搦め
読み
がんじがらめ
解説
縄などを縦横に厳重に縛ることから、束縛だらけで自由がまったくないさま。
呆気にとられる
読み
あっけにとられる
解説
予想もつかない出来事に遭遇して、呆れ果てること。
綺羅、星のごとく
読み
きら、ほしのごとく
解説
立派な人が大勢いるさま。「綺羅」は、美しい衣服。「きらぼしのごとく」と続けて読むのは誤り。
相好を崩す
読み
そうごうをくずす
解説
それまでの表情を変え、ニコニコすること。「相好」は、顔かたちという意。「孫の成長ぶりに相好を崩す」など。
御託を並べる
読み
ごたくをならべる
解説
勝手な言い分をくどくど並べ立てる。「御託」は、「御託宣」の「宣」が抜け落ちたもの。「御託を並べるのも、いいかげんにしろ!」など。
嫡々の江戸っ子
読み
ちゃきちゃきのえどっこ
解説
血筋が純粋なこと。
螺子を巻く
読み
ねじをまく
解説
怠けた態度をきちんとさせる。

 

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