雷・竜巻が発生! 遭遇したときの正しい行動はどっち?

不気味な黒い積乱雲が空に出現したら、雷と竜巻に要注意! 近い場所で発生すれば命の危険もあります。年間を通して発生するものですが、特に多くなってくるのは8月、9月。いざというとき正しい行動が取れるように、クイズに答えながら正確な知識を身につけましょう!

野外で雷が鳴りだしたらどうする?

野外でレジャーを楽しんでいると、天気が激変し、空が真っ暗になって、雷がゴロゴロ鳴り出した。こういった場合、素早く避難しなければならないが……。雷から身を守れるのはどっちでしょう?(クリックすると正解がわかります)

木の下は危険なので絶対に近づかない
正解
木の下は極めて危険!近くに安全な建物がない場合、高い木から4m以上離れて伏せる
野外で雷が鳴りだしたら、急いで高い木の下に避難するのがいい。こうすれば、木が避雷針代わりになるので、自分は安全。そのうえ、雨宿りができるので一石二鳥でもある。こう考える人は少なくなさそうですが、実行するのはとんでもない話です。 木のすぐ近くに避難した場合、木に落雷したあとで、「側撃雷(そくげきらい)」といって、雷が人のほうに飛び移ることがあります。木の真下は極めて危険な場所なので絶対に避難してはいけません。雷が聞こえたら、安全な建物の中などに避難するようにしましょう。 周りに避難できるような場所がない場合、高い木や鉄塔などから4m以上離れた場所で、低い姿勢をキープ。この距離なら側撃雷は届きにくいのです。幹だけではなく、葉や枝などからも同様に離れておくことが大切です。
雨宿りも兼ねて、安全な木の下に避難する
✖不正解

雷が遠くで鳴りだしたらどうする?

雷がピカッと光って、ゴロゴロ……と鳴るまでには多くの場合、タイムラグが少しある。その時間が長いほど、雷は随分遠くで鳴っていることを示す。だからといって危険が小さいので安心してもいいものなのか?

光ってから音がするまでが長いので避難の必要なし
✖不正解
光と音に時間差があっても危険なので逃げる
正解
少々の時間差があっても危険!雷鳴が聞こえたら、雷雲がすぐ近くにいる可能性が大
ピカッと光って、ほぼ同時にゴロゴロ……となった場合、雷はすぐ近くにいるので危険です。一方、5~6秒もたってから雷鳴が聞こえた場合、相当遠いので、すぐに避難する必要はない。物事を科学的に捉えようとする人ほど、こう考えるかもしれません。 光が秒速30万kmなのに対して、音は秒速340m。このため、雷は光った瞬間に見えますが、音はこちらに届くまでに時間がかかります。光ってから3秒後に聞こえるならほぼ1km、5秒後なら1700m離れた場所で雷は発生しているわけです。 しかし、じつは雷を生む雷雲は直径が5km以上もあり、その中のどこで次の雷が発生するかわかりません。光と音の少々の時間差に関係なく、雷鳴が聞こえるなら、雷雲のすぐ近くにいることになります。 自己判断はしないで、早く安全な場所に避難することが大切です。

パソコンを使用中に雷が鳴りだした!取るべき行動は?

雷によって停電が発生することはしばしばある。一般的な電化製品なら、停電が起こってもさほど問題はないが、パソコンを使用中、急に電源が落ちるのはハードディスクに負担が大きい。さて、どうする?

つながっているすべてのケーブルをコンセントから抜く
正解
外部とつながっている全ケーブルをはずす。停電対策を取るだけでは雷からパソコンを守れない
雷が鳴ったら、停電になることを想定して、すぐにパソコンを終了させる。これで安心だと思っていませんか。こうすれば、確かに電源が急に落ちても、ハードディスクには負荷がかかりません。しかし、雷で怖いのは停電だけではありません。 雷が落ちると、「雷サージ」といわれる異常な電圧が電線などに発生することがあります。これがケーブルなどを通じてパソコン内部に侵入すると、過剰な負荷がかかって故障する恐れがあるのです。 この雷サージを防ぐには、パソコンの電源を落としたうえで、電源コードはもちろん、電話線や通信線など、外部とつながっているすべてのケーブルも取りはずさなければなりません。 ただ、雷のたびにこうした対処を取るのは大変。雷サージからパソコンを保護できる電源タップに取り換えておくと安心です。
停電になるかもしれないので、すぐに電源を切る
✖不正解

竜巻が発生したとき、家の中にいたらどうする?

発生した積乱雲が生む、強い上昇気流によって起こる竜巻。巻き込まれてしまったら、命の危険があります。近所で発生していることがわかったら、身を守るためにどういった行動を取るのが正解だろう?

カーテンを閉めて、窓の近くから離れる
正解
窓ガラスの飛散を防ぐため、まず雨戸やカーテンを閉める。窓のない部屋に逃げることも大切
家にいるとき、周辺で竜巻が発生したらどうしたらいいでしょう。めったにないことなので、窓を開けてのぞいて見たり、スマホで写真を撮ったりしたくなるかもしれません。しかし、極めて危険です。窓のそばは、家の中で最も危険な場所なのです。 竜巻に気づいたら、すぐに窓のカーテンを閉めて、ガラスの飛散を防ぐようにしなければなりません。まだ竜巻が遠くにいて、時間に余裕がある場合は、雨戸やシャッターを閉めて安全性をより高めましょう。 こうしたうえで、一軒家ならクローゼット、マンションならトイレや浴室といった、窓のない部屋に逃げ込むのがいちばんです。ただし、竜巻の移動速度は平均時速36kmとかなり速いです。窓対策を取る余裕がない場合は、窓のそばからすぐ離れ、急いで安全な場所に避難しなければなりません。
窓からのぞいて進行方向を確認し、対応策を考える
✖不正解

車を運転中に竜巻に遭遇したら取るべき行動はどっち?

車を運転していたら、前方に見える不気味な雲の底から漏斗(ろうと)状の雲が降りてきた。このまま走らせていたら、竜巻に巻き込まれてしまう!こうした場合、身を守るための行動はどっち?

竜巻から逃げるように車を走らせる
✖不正解
車から離れて安全な建物の中に避難する
正解
竜巻に直撃されたら、車は簡単に横転し、命の危険にさらされてしまいます。大急ぎで避難行動に移りましょう
車なら竜巻から逃げ切れる、と思う人もいるかもしれません。しかし、竜巻はまっすぐ進むとは限りません。蛇行を繰り返したり、ときには反転したりすることもあるので、進む方向を正しく読むのは難しいのです。 しかも、ときには時速40~50kmで進むため、逃げても追いつかれる可能性があります。竜巻と競争するのはリスクが大きすぎるでしょう。 竜巻から身を守るには、車からすぐに降りて、コンクリート製の頑丈な建物の中に避難するのがベストです。できるだけ、窓ガラスから離れた場所に行くのが肝心です。 逃げ込む建物がない場合は、最後の対策として、路肩に駐車。前かがみになって、頭を手などで覆ってガードしましょう。

 

PROFILE
ホームライフ取材班【編】

「暮らしをもっと楽しく!もっと便利に!」をモットーに、日々取材を重ねているエキスパート集団。取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。その取材力、情報網の広さには定評があり、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。