日本人の9割がつまずく! 書き間違えやすい漢字13選

「かき入れ時」「かつを入れる」などの漢字は、会話の中で使ってはいてもいざ正しく書けるかというと……。今回はよく使うわりに漢字の書き間違いが多いフレーズを集めました。正しい漢字はどちらなのか、1秒で選んでみてください!

正しい読み方はどっち?

以下のフレーズについて、あなたは正しい漢字を選ぶことができるでしょうか? (それぞれの単語をクリックすると、解説が表示されます)

「えいきを養う」ーー「英気」or「鋭気」
正解
英気
解説
ここでいう「えいき」は「何かを積極的にやろうとする気力、やる気、元気」のこと。「鋭気」もほぼ同じ意味だが、「鋭い気性」といった意味合いが強く、休養や睡眠や食事などによる心身の調整には「英気」が適している。
「かき入れ時」ーー「書き」or「掻き」
正解
書き
解説
「かき入れどき」とは「商売が繁盛しているとき」のこと。利益が上がると帳簿の記入も忙しくなるため、「書き入れ」と記す。お金やお客を掻き集めるというイメージから「掻き入れ」と書くのは誤り。
「かつを入れる」ーー「喝」or「活」
正解
解説
意味は、柔道などで気絶した人を蘇生させること。転じて、人を元気づけたり、気力を起こさせること。修行者の迷いや誤った考えを叱り、励ますときの大声「喝」と書くのは誤用。
「きいた風なことを言う」ーー「聞いた」or「利いた」or「効いた」
正解
利いた
解説
知ったかぶりをして生意気な態度をとることで、「気が利く」や「機転が利く」の「利」の字を用いる。「聞いた」、「効いた」などの誤用に注意。
「ことのほか」ーー「殊の外」or「事の他」
正解
殊の外
解説
「思いのほか、格別、とりわけ」などの意味で、「今日の用事は殊の外早くすんだ」のように用いる。「ほか」は範囲外のことで「外」と記すのが〇。「別のこと」ではないので「他」とは書かない。
「なしのつぶて」ーー「無し」or「梨」
正解
解説
「梨」は「無し」の当て字。単なる語呂合わせで、果物の梨とは関係なし。「つぶて(礫)」は投げる小石の意味で、投げたら返って来ないことから「便りを出しても返事がないこと」をあらわす言葉になった。
「なりをひそめる」ーー「鳴り」or「成り」
正解
鳴り
解説
物音を立てずに(音を鳴らさずに)じっと静かにしていることで、表記は「鳴り」が〇。姿を隠すことと勘違いして「形(なり)」と書いたり、同音の「成り」と書くのは誤り。
「ばつが悪い」――「罰」or「ばつ」
正解
ばつ
解説
意味は「きまりが悪いこと」で、通常は平仮名で「ばつ」と書く。その場に居づらいことから「その場の都合→場都合→ばつ」のように略されたとする説が強い。罪悪感とは違うので「罰」とは書かない。
「あげ足をとる」ーー「上げ」or「揚げ」
正解
揚げ
解説
「揚げ足」は、もともと相撲などで技をかけるために揚げた足(地面から離れた足)を指し、それを取って攻めることを「揚げ足をとる」。転じて、相手の言葉じりや言い間違いをとらえ、なじったり皮肉ったりする意味で使われる。
「おうおうにして」ーー「往往」or「応応」
正解
往往
解説
物事がひんぱんに起こることで、「よくある、たびたび、しばしば、ときどき」などの意味で幅広く使え、繰り返すことから「往往」と書く。一般にネガティブな表現に使われる。
「ずにのる」ーー「図」or「頭」
正解
解説
半数近くが間違えるという調査結果も。「図」には「自分がそうしようと思ったこと」という意味もあり、「図に乗る」は「(思い通りになって)調子に乗り、つけあがる」ことをあらわす。
「濡れ手であわ」ーー「泡」or「粟」
正解
解説
大した苦労もせずに大きな利益を得ることで、「あわ」は五穀の一つの粟のこと。濡れた手でつかむと小さい粟粒がたくさん付いてくることが語源。「泡」は×で、「濡れ手に粟」と書くのも誤り。
「のるか反るか」ーー「乗る」or「伸る」
正解
伸る
解説
成功するか失敗するかわからないが、いちかばちか思い切ってやってみよう、という言葉。竹で矢を作るとき、型から取り出すまでまっすぐ伸びているか反り返っているかわからないことから「伸る」と書く。

 

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