パッチリ目を手に入れるには「寝ながら」でOK
年とともに目が小さくなっていく「ショボ目」。
これは、前頭骨が下がることやゆがみによって、まぶたが腫れぼったく見えたり、目を開ける筋力の衰えていることが原因です。前頭骨が下がってしまうのはスマホやパソコンなど長時間下を向く姿勢が続くことが一因です。
下がった前頭骨を上げていくには「寝ながら」行うのが最適です。
マッサージやエステで〝小顔効果〟を感じられるのは、プロの技術だからというだけではありません。〝施術を寝かせて行う〟からです。
なぜ施術を寝かせて行うかというと、寝た状態はリラックスしやすいので、筋肉のこわばりが取れやすく、リンパの流れや血流を良くする効果があるからです。
さらに顔だけでなく体のゆがみが出にくい体勢でもあります。じつは、顔は骨盤や背骨の影響も受けます。頭蓋骨は背骨と連動して骨盤とつながっているので、骨盤が開くと頭蓋骨も広がります。ほかにも、骨盤が後傾していると、背中が丸まり、猫背になることで首が前に突き出た状態を引き起こします。頭が垂れた状態では顔まわりの筋肉はうまく働かず、血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。
だからこそ、寝た状態になることで、骨盤や背骨のゆがみを正した状態を取り戻すことが大切なのです。
また、骨は力をかけたからといって正しい位置に整うわけではありません。ゆがんでいるとは「力が入ってズレが生じた状態」とも言えます。不必要な力を入れるということは「違った方向にずれを引き起こす原因」になることもあります。ですから、力を入れにくい「寝た状態」なら、過度な力による新たなズレを引き起こすことも防げるのです。
寝ながらパッチリ目エクササイズにチャレンジ
それでは、寝ながらパッチリ目を叶えるエクササイズをご紹介します。
手のひらでおでこを挟み込み、息を吸って、吐きながら手を上へ、吸いながら戻すを2回。
次に、小さく感じているほうの眼球のくぼみに指を引っかけます。息を 吐きながら上の手を上げます。下の手は動かさないように抑えます。吸いながら元 に戻します。呼吸に合わせて2回行いましょう。
美容整体師。日本美骨改革アカデミー協会代表理事。18年間、延べ2万人以上の施術と運動指導経験から、骨格を整えることが体の根本的な不調を解消できる近道だと気づき、大阪でサロンを開業。自分の体を自分で整えるセルフケア術「美骨改革」を確立し、バランスの整った小顔づくりや 減量、体調改善のサポートをしている。自身も家事、二児の育児、仕事をしながら、自らのケアだけで15キロのダイエット、コンプレックスだった丸顔の克服に成功。特別な食事制限や運動をすることなく、現在も10年以上体型を維持し続けている。