「おまけ」は漢字で「御負け」。 ルーツが気になる謎の言葉20選

よく聞いたり使ったりする言葉でも、あらためて意味を考えてみると、実はよくわからない…。そんな、ルーツの気になる言葉を集めました。どんな成り立ちがあるのか答えられるでしょうか? クイズ感覚でトライしてみてください。

語源を知っていますか?

以下の言葉について、あなたは語源を知っているでしょうか? (それぞれの単語をクリックすると、解説が表示されます)

そんじょそこら......「そんじょ」ってどんな所?
解説

「そんじょ」は、事物や場所などを具体的な名を挙げずに示したいときに用いる「その定(じょう)」が音変化したもの。この言葉を前につけることで、「そのあたり」を意味する「そこら」をより強調した言葉。

いちころ......「ころ」とは何?
解説

「一撃でコロリ」を縮めた言葉。「コロリ」は、大阪を中心に「コロリと負ける(あっけなく負けるの意)」などと使われる。

ちんぷんかんぷん......わからなかったのは何?
解説

「珍紛漢紛」と書くが、これは当て字。江戸時代、外国人の話す言葉をさっぱり理解できないまま、真似した言葉とみられる。あるいは、日本の儒者が難解な漢語を使うことをひやかし半分で真似た言葉ともいわれる。

しゃかりき......「釈迦の力」って本当?
解説

漢字では「釈迦力」と書き、「釈迦」の「力」のこと。釈迦が苦しむ人を救うために、一生懸命にその大きな力をふるったことから、夢中になって何かに取り組むことをいうようになった。

がたぴしする......漢字で書けるか?
解説

仏教世界の言葉「我他彼此」に由来。「がたむし」と読み、我と他、彼と此を対立的に見ることであり、そこから「物事がうまくかみあわない」という意味が生まれ、転じて、建てつけの悪さもいうようになった。

むやみやたら......「やたら」って何のこと?
解説
「やたら」は、「夜多羅拍子」という雅楽に由来するという説が有力。夜多羅拍子は、テンポが早く、せわしない感じがする楽曲だった。そこから、むちゃくちゃな様子を「むやみやたら」というようになり、「むやみやたらと腹が立つ」などと使うようになった。
つくねん......「ねん」って何のこと?
解説

「つくねん」は、なすこともなく、一人じっとしているさま。「つく」はつくづくの略、「ねん」は自然や黙然(もくねん)の「然」で、「つく」に「然」をつけて漢語のように 表した言葉。

てんこもり......「てんこ」って何のこと?
解説

器にうずたかく盛ること。おもに関西で使われる言葉で、「てんこ」は天辺のこと。漢字で書くと、「天こ盛り」となる。

ジャンケンポン......最後の「ポン」の意味は?
解説

「狐拳」、「著拳」など、指や手、物などの形で、勝負を決める遊びを「拳」という。そのうち、ジャンケンは、グーの「石」から「石拳」と書き、これを「ジャンケン」と呼ぶようになった。そして、ジャンケンポンの「ポン」は、麻雀の「ポン」と同じ語。中国語で「出会う」、「衝突する」という意味だ。

膝小僧......なぜ「小僧」にたとえられる?
解説

「膝小僧」は、膝頭のこと。それを「小僧」と呼ぶのは、そこには毛が生えていないから。毛深い人も、その部分はつるつるなので、その姿形を「小僧」の剃った頭に見立てて、「膝小僧」と呼ぶようになった。

腹ぺこ......「ぺこ」って何のこと?
解説

空腹であることを「腹ぺこ」というが、この「ぺこ」は腹が空くと、腹がぺこペことへこむように感じることに由来するとみられる。ただ、別の説もあって、この「ぺこぺこ」は、「脳」と関係するという見方もある。

へっぴり腰......もともとどんな腰のこと?
解説

「へっぴり腰」は、おっかなびっくりで、腰の引けた状態を表す言葉。まるで、「屁を放る」ような腰つきなので、「屁っぴり腰」と呼ばれるようになった。

日がな一日......「がな」って、何のこと?
解説

「がな」は、強調を表す終助詞。「日がな一日」は、「日一日」の間に「がな」をはさんで、その長さや退屈さを強調した語といえる。「日がな一日、何もすることがない」などと使う。

しっぺ返し......「しっぺ」とは何のことか?
解説

「しっぺ返し」の「しっぺ」は、禅宗で使う法具の「竹雀」のこと。竹箆は竹製の棒で、師匠が座神の姿勢を崩した弟子を打つために使う。修行を積めば、竹箆を打ち返す側に立つからこの言葉が生まれたともいわれる。

のら猫......「どら猫」とどう違う?
解説

「のら」は、「野」に接尾語の「ら」がついた言葉で、野原や田畑など、家ではない場所を指す。そこから、「のら猫」は、家で飼われていない猫のこと。一方、「どら猫」は、「のら猫」と同様の意味で使われるほか、盗み食いなどをする図々しい猫という意味合いも。「どら息子」から「どら」を流用した語とみられる。

ひとりぼっち……「ぼっち」って何のこと?
解説

ひとりぼっちの「ぼっち」は、「法師」がなまった語とみられる。「法師」は、僧侶の敬称だが、男の子を意味することもある。そこから、ひとりしょんぼりしている男の子を「ひとり法師」、「ひとり坊主」と呼ぶうち、「ひとりぼっち」となまったとみられる。

お下がり......もとは、兄姉から下がってきたものではない
解説

祭礼の際、神に供えたお神酒や供物は、祭りが終わると取り下げて、氏子らが食べることになる。その取り下げたものが、本来の「お下がり」だ。その言葉を兄や姉のお古にも使うようになり、一般にはこちらの意味で広まった。

おまけ......漢字ではどう書く?
解説

「おまけ」は、商品などについてくる付録のこと。漢字では「御負け」書く。この「負け」という言葉は、「今日はおまけしておきます」というように、値引きをするという意味でも使う。「値引きする」ことの意味が広がって、「付録を付ける」という意味でも使われるようになった。

おちょぼ口......「ちょぼ」って、どういう意味?
解説

「ちょぼ」は、「ちょっと」や「ちょぼちょぼ」などと同源で、「小さい」を意味する言葉。「おちょぼ口」は、小さく可愛い口、あるいは小さくつぼめた口のことで、「おちょぼ口で笑う」などと使う。

やもめ......魚の「やまめ」とは、どんな関係?
解説

妻に先立たれた男性を「やもめ」という。その語源をめぐっては複数の説があり、 まず、「屋守男」が縮まって「やもめ」となったという説、魚の「山女魚」がなまったという説などがある。後者の場合、山女魚が群れをつくらずに単独で暮らす魚であることと、妻を亡くした夫が一人暮らす姿を結び付けて、「やまめ」と 呼ぶようになり、やがて「やもめ」に変化したとみられる。 

 

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