勉強は「1日14分」でいい―ホンモノの強さを手にする成功哲学

成功する人が使っている「小さな自分」戦略

今の自分に、「才能がない」「能力がない」「お金や時間がない」「経験がない」ということは、大した問題ではありません。

時代、環境に左右されず、しなやかに、したたかに、自分の理想の姿を実現するためには、むしろ「今は何も持っていない」ほうが都合がいいからです。

私は、自己実現のために、「まだ何も成し遂と げていない自分」「まだ何者でもない自 分」である「小さな自分」をポジティブに使うことが、人生攻略の最高の戦略だと考えて います。

これは、発想の転換でも、成功法則の逆張りでもなく、一番確実で王道の自己実現法です。「今の自分」を知るだけで、思考と行動は変わり、あなたの価値は高まります。

1日14分だけ勉強すればいい

小さな自分は、まだ何も学んでいません。そのため、学びさえすれば今までの自分より確実に成長します。

たった1分勉強するだけでも、昨日よりも今日は成長しているのです。ほんの短時間の勉強をするだけでも、潜在意識にはいいイメージを持たせることができます。

これを繰り返していけば、潜在意識が「今日も勉強する」という選択を導いてくれるので、勉強習慣は徐々についていきます。

社会生活基本調査のデータ(平成28年)によると、10歳以上の男女が、学習・自己啓発・訓練(学業以外)にあてている1日の平均勉強時間は約13分間です。

これは平均ですので、実際には勉強を1分もしていない人が大勢います。

とはいえ、どうせやるなら1分ではもったいないので、まずは平均の13分より1分長い、14分を目標に勉強してみてください。これだけでもあなたは自分の価値を高められます。

ただし、勉強している人の平均時間はもっと長いはずです。

最終的には、30分でも1時間でも上を目指して勉強してみるといいでしょう。

まずは、1分勉強するだけでも合格ラインです。

14分やれれば上出来なのです。

今の小さな自分で1日わずかな時間だけ勉強していってください。つらくない程度の勉強を繰り返していけば、そのうち勉強時間はどんどん伸びていくでしょう。

人は「本当に欲しいもの」しか得ようとしない

勉強をする前に知っておいてほしいことは、「人は自分が欲しいものしか得ようとしない」ということです。

もう少し詳しく言うと、「人は手に入れないと困るものしか得ようとしない」ということです。

どんなに強い意志を持って勉強に向かったとしても、本当に欲しい知識や、スキルでなければ学びは続きません。

理想の姿と強く結びつく学びでなければ、挫折する可能性が高いということです。

「英語が話せればモテそうだし、収入も上がりそうだ」

という程度で勉強を始めるとやめてしまいます。

極端に言うと、

「アメリカ人と結婚したから、英語を話せなければコミュニケーションが取れない」

ということなら、勉強を続けることができます。

どんなに勉強テクニックを学び、駆使したところで、この原理原則に反すると学びの習慣はつきません

「どうしても得なければならないこと」なら、勉強効率も効果も上がります。しかし、それ以外の動機で勉強を始めると、時間をかけても吸収する知識の量は少なくなってしまいます。

だからこそ、勉強をするなら、本当の理想の姿を実現するために行なってください。

そうしないと意味がありません。

本気になって学ぶには、欲求の達成と勉強内容が強く結びついていなければならないのです。

「無知な自分」を知ったときにあなたは大きく成長する

理想の自分を明確にして、現状の小さな自分を認識する。そして、そのギャップを埋めることで自己実現は果たされます。

今の小さな自分に不足していることを明確にして、それを補うことが必要です。その不足を埋めるときに使うものが、学びです。

不足を補うには、知識やスキルを吸収するための学びが必要不可欠です。

現状の自分で行動し、習慣を続けても、理想には到達できません。新しい知識とスキルを知り、それを学び、行動に生かしていくことが大切です。また、学び自体を習慣化することも大変重要です。

学びの分野は、専門知識の勉強、仕事・ビジネススキルアップ、運動、お金、健康など、人によって様々でしょう。

結果を得ようとするのなら学び続けるしかありません。

もし、理想の自分だったら「このスキルを持っているはずだ」「この知識があるはずだ」というイメージが思い浮かぶはずです。

そういった、学ぶべきことを明確にして、自分を大きくしていってください。

自己実現していない、ということは、まだ知らないことがあるということです。これはチャンスです。

価値ある人生を送る人は、何歳になっても学び続けています。

自分の価値を上げるために、学び続けましょう。

「無知の知」

これは、ソクラテス哲学の基本です。

知らないことを自覚するということです。

人は、自分が無知であるということに気づいたときに、自分と向き合い、真実の知を探求し始めます。

当たり前ですが、自己実現ができていない理由は、自己実現するための知識がないからです。スキルを持っていないからです。

まずは、自分がまだ無知であるということを自覚しましょう。無知だと気づくからこそ、あなたは自己実現に向かって進んでいくことができるのです。

自分が無知だ、ということに気づくことには大きな価値があります。

自分が無知な小さな人間であると認識できれば、学びの重要性が身にしみてわかるはずです。

現状の自分と、理想の自分を比べてみて、何を学べばいいのか、ということを真剣に考えてみてください。

 

PROFILE
井上裕之

いのうえ歯科医院理事長。歯学博士、経営学博士。1963年、北海道生まれ。 東京歯科大学大学院修了後、海外にて世界レベルの技術を学び、医療法人社団いのうえ歯科医院を開業。また、国内外の6つの大学で役職を兼任している。 世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト(潜在意識の権威)公認グランドマスター。本業の傍ら、独自の成功哲学「ライフコンパス」をつくり上げ、全国各地で講演を行なっている。著書累計は130万部を突破。

 

成功する人だけが知っている「小さな自分」という戦略