「インフルエンザ」は占星術が名付け親!? 意外なカタカナ語源20選

よく使うわりにルーツが知られていないカタカナ語を集めました。どんな成り立ちがあるのか答えられるでしょうか? クイズ感覚でトライしてみてください。

この言葉の語源を知っていますか?

以下の言葉について、あなたは語源を知っているでしょうか? (それぞれの単語をクリックすると、解説が表示されます)

ドル......ドイツ銀貨の略称から
解説

アメリカ、カナダ、シンガポールなどで使用されているドルのルーツは、ボヘミアの鋳造所で造られたドイツ銀貨にさかのぼる。この銀貨の略称はターラーで、それをさらにオランダ語ではダーラーといい、ドルの語源となった。

圧巻......過酷な受験システムから生まれた語
解説

「圧」は、押さえること。「巻」は、答案。中国の官吏登用試験である科挙では、最も優れた巻を、他の巻の上に載せて押さえつけた。そこから、書物や催物で最も優れている場面などを指すようになった。

ガッツ......もとは「腸」のこと
解説

根性や気力を表す「ガッツ」は、英語の「ガット (gut)」(腸という意味)に由来する。その複数形「ガッツ (guts)」は「内臓、はらわた」という意味になり、根性といった意味でも使われるようになった。なお、テニスのラケットに張る糸を「ガット」というのは、昔、羊の腸製の糸を張っていたところから。

カーソル......計算尺などの部品名から
解説

「カーソル (cursor)」は、パソコン画面上をマウスで動かす矢印マークのこと。もともと「カーソル」は計算尺や測量器械で、目盛りを読むため、左右に動かす透明な板を指した。そこから、パソコン画面上の位置記号をこう呼ぶようになった。

ライバル......小川をともに使うことから
解説

ラテン語で小川を意味する「rivus」が派生して、「川を共同で使う者」という意味になり、英語の「ライバル」になった。ただし、英語のライバルは、「対抗者」という意味合いが強く、友好的なニュアンスはない。

ジグザグ......なぜ「ジグザグ」というのか?
解説
「ジグザグ」は、のこぎりの歯を意味するドイツ語「Zacke」に由来する言葉。それが英語で「稲妻形」、「Z字形」を意味する「Zigzag」になり、日本語では「ジグザグ」と表現されるようになった。
トランプ......正しい名称は「プレーイングカード」
解説

カードゲームで遊ぶ外国人が、しばしば「切り札」という意味で「トランプ」というので、それを見た明治初期の日本人が名付けた。日本でいう「トランプ」の正式名称は、「プレーイングカード」。

サイレン......美しい歌声をもつ海の精から
解説

ギリシア神話の魔女「セイレン」の名に由来する言葉。半人半鳥のセイレンは、美しい歌声で船人を誘惑し、死にいたらしめたという海の精。その名から派生して、時報や警報などのために鳴らす、音響発生装置を指すようになった。

インフルエンザ......占星術師らがつけた名前
解説

急性の呼吸器感染症。十六世紀のイタリアでつけられた名で、もともとの意味は「星の影響」。昔の占星術師が、天体の運行の影響によって、この病気が発生するものと考えたところからのネーミング。

ロミロミ......「ロミ」って、どういう意味?
解説

ハワイ式のスパなどで行われるマッサージ。神官らの間で受け継がれていた医療行為をベースにしているという。「ロミ」は、ハワイ語で「揉む」、「押す」、「擦る」といった意味。

ドン......「業界のドン」など、これで親分を意味するのは?
解説

「政界のドン」、「財界のドン」などと使われる「ドン」は、スペイン語に由来する言葉。もとは、貴族の名につける尊称だったが、やがて親分、首領など、権力も持つ者という意味が生じた。なお、セルバンテスの小説で有名な『ドンキホーテ』は、キホーテに「ドン」がついた名なので、ドンキ・ホーテではなく、ドン・キホーテと切って読むのが正しい。

ヤッホー......どこからきた言葉?
解説

山で叫ぶ「ヤッホ~」という言葉は、もとはドイツ語。「Johoo 」とつづり、発音は「ヨッホ~」に近い。近代登山が始まった頃、ヨーロッパ・アルプスを登山した人たちが使い始めたといわれる。

フリーマーケット......「自由な市場」のことではない
解説

Free Market と綴ると、「自由市場」という意味の経済用語。参加者が品物を持ち寄って売るマーケットは、英語では「Flea Market 」と書く。Flea とは蚤のことであり、Flea Market は「蚤の市」のこと。

マドンナ......あこがれの女性をこう呼ぶのは?
解説

いま、「マドンナ」というと、憧れの女性という意味で使われるが、もともとは、イタリア語で聖母のこと。つまり、イエス・キリストの母マリアのことである。

コンパ......飲み会のことをこういうのは?
解説

「コンパ」とは「飲み会」のことだが、その語源は、英語の「カンパニー (company)」。というと「会社」という意味が思い当たるが、カンパニーには 「会合、交際、交友」といった意味も。そこから、昔の学生たちは、「カンパニー」 を略して「コンパ」という学生言葉を作りあげた。合コンは、合同コンパの略語。

チップ......何の頭文字の略?
解説

ボーイやウエイトレスに渡す「チップ」は、英語で書くと「tip」。To insure promptuess (早さを保証するために)の頭文字を並べたものだ。もともとは、他の客より早くサービスを受けられることへの保証金として渡したものだったのだ。

ミシン......なぜマシンではない?
解説

ミシンは、明治初期には、英語のまま、sewing-machine と呼ばれていた。それが「machine」と略され、アメリカ流の発音を真似て「ミシン」と呼ばれるようになった。一方、機械全体を意味する場合は、「machine」をローマ字読みして、「マシン」と呼び、日本では「ミシン」とは別の言葉になった。

マフィア......もともとは、どういう意味?
解説

一八八二年三月、イタリアのシシリー島で、フランス兵の暴行に対する抗議行動が起きた。そのときの合言葉が、「Morte alla Francia, Italia anela!」(フランス人を殺せ。これぞ、イタリアの叫びだ)。この言葉の各単語の頭文字を並べて、羽 「Mafia 」になったという説が知られるが俗説で、語源は不明。いつのころからか、 シシリー島で生まれたギャング組織の名前として知られるようになった。

マグニチュード......もともと、どこの語?
解説

地震の大きさを表す「マグニチュード」は、もとは英語で「大きさ、多量」という意味の単語。一九二〇年代、アメリカの地震学者チャールズ・リヒターが、その単語を地震のスケールを表す用語として使いはじめた。

アルファベット......アルファベット」の「アルファ」とは?
解説

ローマ字のことを「アルファベット」というのは、ギリシア文字が関係している。ギリシア文字の第一番目を「アルファ」、二番目を「ベータ」ということから、こ れらを合わせてアルファベットという言葉が生まれた。

PROFILE
話題の達人倶楽部

カジュアルな話題から高尚なジャンルまで、あらゆる分野の情報を網羅し、常に話題の中心を追いかける柔軟思考型プロ集団。彼らの提供する話題のクオリティの高さは、業界内外で注目のマトである。

 

語彙力がどんどん身につく語源ノート (青春文庫)

語彙力がどんどん身につく語源ノート (青春文庫)

  • 発売日: 2020/10/10
  • メディア: 文庫