実は超便利! 相手に9割話させるための「大人の社交辞令」20選

「社交辞令」というと、「建前だけの言葉でしょ」と否定的にとらえる人も多いかもしれません。でも大人社会で人づきあいを円滑に進めるには、実はさまざまな社交辞令が欠かせません。大人がおさえておきたい、基本の「社交辞令」を20紹介します。実際の場でぜひ使ってみてください。

大人がおさえたい基本の「社交辞令」

いつまでもお変わりありませんね

久々に会った目上の人に使うといいひと言。「お元気ですか」という質問形だと、「いえ、じつは……」と体調に関する愚痴につながるかもしれません。そこで、たとえ、以前より老けたと思っても、「変わらない」と伝えるのが、目上の人に対するマナーです。

その後いかがですか

久々に会う取引先や、さほど親しくない知人に使えるひと言。抽象的な聞き方なので、相手もあまり語ることがなければ、「まあ、ぼちぼちやってます」のようにあいまいに答えられますし、言いたいことがあれば「じつは、こんなことがありまして」のように具体的な話ができます。相手にとって都合のよい聞き方といえます。

最近、お仕事のほうはいかがですか

あまり親しくない親戚や近所の人と話をするとき、共通の話題が見つからないことがあるもの。そんなとき、場もたせするのに便利なフレーズ。漠然とした聞き方なので、相手はいいたくなければ適当に答えるでしょうし、話したければ具体的な内容を話すことでしょう。

これからますます忙しくなりますね

栄転や昇進が決まった相手に使うといいほめ言葉。「忙しい」には、「必要とされている」、「重職にある」という意味が含まれ、相手の出世ぶりを讃えることができます。

とにかく相手に話してもらえる社交辞令

あれ、いいことがあったんですか?

ニコニコしている人には、こう話しかけてみるといいでしょう。多くの場合、「いやいや、とくには」というような答えが返ってくるでしょうが、ポジティブな言葉をかけられて悪い気がする人はいないはず。なかには「わかります? そうなんですよ」と、その質問、待ってましたとばかりに、楽しく話を披露してくれる人もいることでしょう。

ホッとなさったんじゃないですか?

知人から子供が結婚したという話を聞いたときは、「よかったですね」と応じるのが言葉のルール。続いて「ホッとなさったんじゃないですか?」という質問を添えると、話が広がっていきます。相手は「ようやく片づいてくれました」などと、結婚までの経緯や苦労話を話してくれることでしょう。

昨夜はよく眠れましたか?

社員旅行などで一緒に旅している人と、朝出会ったときなどに使える定番の挨拶。「昨夜はよく眠れましたか?」、「夜遅く、雷の音がしましたが、気づきました?」などと、昨晩の睡眠に関わる質問をすることによって、朝の雑談を楽しく広げることができます。

私などでよろしいですか?

大切な仕事を頼まれたとき、「わかりました。お引き受けいたします」と即答すると、先方の意向にそっているにもかかわらず、どこか傲慢な印象を与えてしまうもの。そこで、引き受ける前に、まずは「私などでよろしいですか?」と尋ねて、謙虚さを表すのが大人のモノの言い方です。

私ごときでは足手まといではないでしょうか?

重要なプロジェクトの一員に招かれたときも、前項と同様、即答する前にひと言、質問しておきたいもの。「私ごときは、足手まといではないでしょうか?」と尋ねると、謙虚な姿勢を表すことができます。とりわけ、キャリアの浅い社員が抜擢されたときなどに使いたい言葉です。

こんなことでお役に立ちましたでしょうか?

相手から依頼されたことをすませたときは、「これでよろしいでしょうか?」と尋ねるのが、一般的な確認の言葉。そこに謙虚さを加えたいときには、「こんなことで、お役に立ちましたでしょうか?」と尋ねればOK。

いい店ですね。よく来られるんですか?

上司や目上にごちそうになるときは、前述のように「いい店ですね」と、まず招待された店をほめるのがお約束。続いて「よく来られるんですか?」と尋ねれば、上司は何かと自慢をしやすくなります。グルメの上司なら、店の料理について語りはじめるはずで、当面、話題に困ることはないでしょう。

久しぶりに知人と出会ったとき、まず聞くべきこと

お変わりございませんか?

「お元気でしたか?」をやや格調高くした表現。「みなさん、お変わりございませんか?」と尋ねれば、相手の家族や会社の同僚など全体の様子を聞くことになります。

懐かしいなあ、元気にしてました?

「お元気でしたか?」をカジュアルにすると、「元気にしてました?」。もともとは親しい間柄なら、こちらのほうが親近感を伝えやすいもの。「懐かしいなあ」といった言葉を添えると、さらにgoodです。

訪問客を送り出すとき、訪問先から帰るときの社交辞令

お時間、大丈夫ですか?

これは、そろそろ話を切り上げたいときの催促。「次の用事がありまして」などと切り出せば、相手はせきたてられたようで、ムっとするかもしれません。そこで、「お時間、大丈夫ですか?」と尋ねる形にすれば、相手の都合を気遣ったことになるので、せきたてているという印象を薄めることができます。

また、話相手になってくださいませんか?

自宅への訪問客を見送るときは、「また、いらしてください」と言うのがお約束ですが、ときにはこのような変化をつけてもいいでしょう。「また、話相手になってくださいませんか?」と頼む形をとることで、相手を頼りにしているという気持ちを伝えられます。相手は必要とされていると感じて、より親しみを抱いてくれることでしょう。

また、おうかがいしてもよろしいですか?

訪問先から退出するとき、相手を喜ばせる尋ね方。「また、おうかがいさせてください」でもOKですが、「また、おうかがいしてもよろしいですか?」と尋ねる形にしたほうが謙虚に聞こえます。相手は、たいていの場合、「もちろん。またおいでください」と応じてくれるでしょうから、次の機会にもつながっていくはず。

このあたりには、よくいらっしゃるんですか?

街の盛り場などで、先輩や上司にバッタリ出会ったとき、無視するのはNG。挨拶して、ひと言かふた言は交わしたいものです。そんなとき、「このあたりには、よくいらっしゃるんですか?」は無難な質問。長話をする場面ではないので、相手は「いや、たまたまブラッとだよ」などとボカして答えるでしょうから、適当に言葉を交わして別れればいいでしょう。

相手の体調や病気を気遣う質問

お疲れでしょう?

残業が続いている人や遠方からのお客に対しては、こうねぎらいのひと言をかけたいもの。一方、相手が本当に疲れているときには、単に「お疲れでしょう?」というのは、いささか気遣いのレベルが低く聞こえます。「だいぶお疲れのようですね?」が、相手の体調をより気遣う尋ね方で適切です。

不自由なさってるんじゃないですか?

治療を受けて退院はしたが、その後、自宅で療養生活を送っている人へのひと言。退院したとはいえ、本復したとはいえない場合や、後遺症に苦しむケースもあります。以前と比べると、自由にならないことがある──そんな人への気遣いを表す質問です。

奥様のご様子、その後、いかがですか?

知人の家族の病気やケガを気遣うときのフレーズ。この場合も、「奥様のご病気、その後、いかがですか?」と尋ねるのではなく、「奥様のご様子、その後、いかがですか?」と尋ねたほうがベター。

 

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ビジネスフレームワーク研究所

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