今年は家での時間がとれそう。だとしたら、少しの手間をかけて“いつもは買っているけど自分でもつくれる一品”にチャレンジしてみましょう。今回はポリ袋だけで作る白菜漬け。手軽さと発酵による美味しさで、思わず食べすぎてしまうかもしれないので要注意!
白菜漬け
少しずつ漬けられるので、持て余してしまうことがありません!
材料
- 白菜
- 1/4コ(約1kg)
- 粗塩
- 小干した白菜の目方の3%(干した白菜は約850gにな るので、塩は25gくらい)
- ゆず
- 1/2コ
- 昆布
- 5cm×2枚
- 辛子
- 2本
- 粗びき黒こしょう
- 小さじ1/2
作り方
1. 白菜は根元に切り込みを入れて、そこから手で2等分に裂き、水洗いして水気をきる。
2. 白菜をザルにのせ、天日に半日ほど干す(曇りの日は1日)。
3. ゆずは皮つきのまま1.5cm幅の半月切りにする。唐辛子は種を取り除いてちぎる。
4. ポリ袋(L)に白菜を入れ、根元のほうに塩をこすりつける。葉と葉の間にもこすりつけ、根元に近いほうを多めにする。
5. 残りの白菜も同様にして、互い違いになるように袋に入れる。
6. ゆず、昆布、唐辛子を加え、塩が残っていれば全部ふり入れて全体になじませる。
7. 袋の中の空気を抜いて口を閉じ、バットに入れて2kg程度の重石をのせる。
8. 2日で漬けあがり、その後は冷蔵庫で保存する。食べるときは白菜は3~4cm幅に切って汁気をしぼり、昆布とゆずは細切りにして盛りつける。
PROFILE
杵島直美
料理研究家。家庭料理研究家の第一人者であった村上昭子氏を母に持ち、アシスタントを務めたあと独立する。母から受けついだ味を大切にしつつ、新しい素材や調理法を取り入れて、時代に合った家庭料理を提案している。