学びになる・心を強くする「世界のことわざ」7選 《動物編》

自分を戒めたいとき、しんどいとき、何かを始めようとするとき、びっくりしたときなど、様々なシーンでふと浮かんでくる「ことわざ」。ここでは、「動物」がモチーフになっているものを、世界から集めてみました。本来、教え諭す意味を持つものなのに、思わずニヤリとしてしまうものや、お国柄が窺えるものも。あなたはどれが好きですか?

【考えもなしに「常識」に従ってはいけない】

パニュルジュに羊

フランス

他人の考えに素直に従うことは、おろかなことであるという意味。フランスの作家・フランソワ・ラブレーが書いた作品の中に登場する一節から取られた言葉です。パニュルジュという人物が羊を川に投げ込んだら、それを見た羊が次々に川に飛び込んだことから、考えもなく同調してはいけないということ。

 

【これって人助け? それともお節介?】

クマおばさんの情け

アラブ

迷惑な思いやりのこと。これは、アラブの伝統的な詩に書かれている話です。子グマを救った狩人に、母クマ(クマおばさん)が恩を返そうとして、狩人の顔についたハエを取り払おうと顔をめがけて石を投げたという物語からできたことわざです。相手への親切な行為が迷惑になっていないか、気をつけたいですね。

【順調なときこそ気を引き締める】

水面みなもが静かだからといって
ワニがいないとは思うな

マレーシア

表面上は波風が立たずに静かだからといって、安心してはいけないということ。仕事でも何でも、いろいろな状況に当てはまることです。たとえば、プロジェクトが順調に進んでいるように思えても、ちょっとしたミスや配慮不足が事故やトラブルにつながりかねません。順調なときこそ気を引き締めて進めたいものです。

 

【くだらない話は禁物】

小さなアヒルを吹き出す

ラトビア

「くだらないことを話す」とか「嘘をつく」という意味のことわざです。会話の際、話し手の内容がくだらない、あるいは、嘘だと思ったときに相手が「小さなアヒルを吹き出しているね」と使います。この言葉が相手の口から出たときは、信用されていない証しとなります。こう言われないように話の内容に気をつけましょう。

 

【自分に責任はないか】

カニがカニの子に言った

「なんて歩き方をするの」

イタリア

このことわざは、自分が原因でできた相手の欠点を非難すること示しています。たとえば、自分が準備すべきことを怠ってその人の仕事が遅れたにもかかわらず、その人に対して「遅いよ!」と言ってしまうなど。他人を怒ったり非難したりする前に、自分に責任はなかったかを反省するように促す教え。

【行動を起こす、そのときを待つ】

猫のように、熱いおかゆのまわりを歩く

フィンランド

このことわざは、何かに興味を持ったり、何かしたいと思ったり、発言したかったりしても、実際にはそこに近づいたり、そのことについて発言したりしない人を意味します。そのような人は、積極的な行動が苦手なのか、あるいは、いつかそうした行動を起こすべきときを待っているのです。

 

【志の小さな人に笑われても気にしない】

鴻鵠こうこくの志

中国

鴻鵠とは大きな鳥のことで、ことわざは大きな志の意。中国の春秋戦国時代、しんの勢力が盛大であった頃、陳勝ちんしょうが「俺が将来出世してもお互い忘れないようにな」と言うと、仲間はあざ笑いました。そこで嘆いて「志の小さな人に、大きな志をもった人の心がわかるものか」と言ったことに由来。陳勝はのちに秦滅亡のきっかけをつくりました。

 

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