ヤギに新聞をあげても大丈夫? 動物にまつわる素朴な疑問5選

なんとなく知っていたつもりでも、あらためて聞かれるとわからないことはたくさんあるもの。たとえば、ネコが高いところから飛び降りても骨折しない理由は? ニワトリのとさかは何のため? そうした動物にまつわる素朴な疑問について、調べてみました。

ヤギに新聞や雑誌を与えても大丈夫?

ヤギには紙を食べるというイメージがある。しかし、現在の紙は化学薬品やインクが使われているためにヤギにとっては消化がむずかしく、食べさせてはいけない。

昔の紙の原料は植物由来の原料で作られていたために、目につくものを口に入れてしまう性質があるヤギが食べてしまっても問題はなかった。

動物園や牧場に行っても、ヤギに新聞や雑誌などを食べさせないように注意しなければならないのだ。 

クマノミは性転換するって本当?

人間をはじめとする多くの動物は、生まれたときから性別が決まっている。しかし、なかには環境に応じて性別を変える性質がある生き物がいるのだ。

ディズニー映画『ファインディングニモ』でおなじみの熱帯魚であるクマノミもそのひとつだ。クマノミは状況に応じてオスがメスになるのである。

ひとつのイソギンチャクの中で何匹かの個体が一緒に生活するクマノミは、成熟した個体の中にメスがいない場合はオスがメスに変わる。

その代わりといっては何だが、成熟していない個体の中で一番大きなものが成熟したときにオスになる。そうやって繁殖を続け、子孫を残していくのである

イヌはいつから人間のペットになった?

イヌはもっとも古くから人間と共に暮らしている動物だ。

野生動物だったイヌを家畜化したのは、1万5000年前頃だといわれており、イスラエルで発掘された 1万2000年前の遺跡からは、墓に埋葬された遺体の手に子犬を持たされたものが出土しており、人間とイヌの間に密接な絆があったことがうかがわれる。

日本でも古くから使役動物としてイヌを飼う習慣があったが、奈良時代や平安時代になると、ペットとしてイヌを飼うことも多くなっていく。

ネコはなぜ高いところから飛び降りても骨折しないのか

ネコは高いところが大好きで、家の中でも棚をつたって天井に近いところで寝ていたり、木の上に登ってみたりという行動が目立つ。そこから降りる時はサッと飛び降りてしまうのだ。

もちろんその高さに限界はあるものの、無事に着地できるのはどうしてかというと、ケガをしないで着地するために落下速度をコントロールしているからだという。

落ちながら体を広げるようにして空気抵抗を強くすると、スピードを落として着地することができる。さらに、柳のようにしなやかな体と強靭なゴムのような筋肉が、着地の衝撃を和らげてくれるのだ。

またネコは三半規管が優れていて、落下中に体勢が崩れても必ず頭を上にして着地できるので、頭を打つこともないのである。

ニワトリのとさかは何のためにある?

人間にとってもっとも身近な鳥といえるのがニワトリだ。その卵や肉を得るために人間は昔からニワトリを飼育してきた。

そのニワトリには、オスにもメスにも頭の上にはとさかがついている。とさかは単なる飾りではなく、しっかりとした役割を持っているのだ。

まず体温調節だ。とさかには毛細血管が集まっており、そこから熱を放出させて体温を調節している。汗腺のないニワトリにとっては重要な役割だ。

また、メスに比べてオスのとさかが大きいのは繁殖のためのアピールだ。とさかの大きさをオス同士が競い合い、威嚇するのも繁殖のための行動だ。

ほかの鳥や動物と同じように、とさかを見せつけることで自分の体の強さをアピールし、遺伝子を残すための手段にしているのである

 

seishun.jp

PROFILE
雑学の森探検隊

「なぜ?」「どうして?」と思いながら、多くの人が答えの手がかりさえ見つけられないままになってしまう日々のさりげない疑問を掘り起こし、最後まで調査・検証することを信条とするライター・編集者チーム。尽きることのない人間の好奇心に寄り添い、その「知りたい」という欲求に応えるべく、日々活動している。

ハマる! ウケる! カシコくなる! 雑学の森

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