もう高校受験なのに勉強しない…を解消する「アクティブ進路」とは

子どもが勝手に勉強を始めるたった1つの方法

子どもが高校受験をひかえているのに勉強をせず、ゲームやスマホばかりしていたら、親としては不安になってしまいますよね。

では、なぜお子さんは、もうすぐ受験だということを理解しているのに、勉強をしないのかといえば、心の底から行きたいと思う進路が見つかっていないからです。とはいえ、いきなり「心の底から行きたい進路」と言われても、ピンとこないかもしれませんね。

たとえば、あなたが小学3年生のころ、大きな病気にかかって入院していたとします。そのとき、毎日看護師さんが病室に来て、本を読んでくれたり遊んでくれたりしました。そういった経験からあなたは、「私も将来看護師になって、同じように病気で苦しんでいる子どもたちを救いたい」という夢を持ったとします。

看護師になるためには、多くは普通科高校に進学し、看護系の大学を卒業するコースを進みます。そこで、家から近い偏差値50の普通科高校を志望したとします。

しかし、今の偏差値は45です。このままだと家から近い普通科高校には進学できません。小さいころからの夢が、叶わなくなってしまうのです。もし、こういった状況だったら、あと少し偏差値を上げるために勉強を頑張りますよね。

このように、心の底から進みたい進路(学校)が見つかれば、子どもは勝手に勉強を始めるのです。私はこの進路を、「アクティブ進路」と呼んでいます。

「アクティブ進路」への3条件

「そんな進路、簡単に見つかるのでしょうか」
「うちの子は、小さいころからの夢なんてありません」
と思われたかもしれません。確かに、多くの子どもたちは、普通に生活しているだけではアクティブ進路を見つけることができません。

また、アクティブ進路の見つけ方を教えてくれる先生も、いないと思います。そのため、たくさんの子が、受験生なのにやる気が出ないという状態で悩んでいるのです。

でも、安心してください。アクティブ進路は、誰にでも簡単に見つけることができます。次の3つの条件を満たす学校を探していくだけだからです。

1つ目は、「夢が叶う」進路です。

先ほど、看護師になりたいという夢がある子の例で紹介したように、「将来、何がなんでも叶えたい夢」があり、その夢を叶えられる可能性がある進路が見つかれば、子どもは勝手に勉強をします。

2つ目は「条件を満たす」進路です。

子どもは一人ひとり、行きたい高校の条件が違います。たとえば、「大好きな彼が進学する学校」が希望条件の子もいます。また、次のようなことが希望条件の子もいます。

・仲の良い友達が行く学校(友達)
・家から近い学校(距離)
・全寮制の学校(通い方)
・バイトOKの学校(校風)
・軽音楽部がある学校(部活)

子どもによって、趣味や関心が違うのです。子どもが望む条件を満たす進路を見つけることができれば、子どもは自ら勉強をします。

3つ目は「合格率8割以上」の進路です。

夢が叶い、希望条件を満たす学校が見つかっても、自分の実力とあまりにかけ離れていると、やる気は出ません。現在、お子さんの偏差値が30で、見つかった学校の偏差値が60だと、「私の実力では無理」だと思い、最初からあきらめてしまいます。

そこで、「合格率8割以上」の学校を探すことが大事です。ここでいう合格率とは、模擬試験の結果や、学校の先生の意見ではありません。「頑張って勉強すれば8割受かる」と、子ども本人が考える確率です。

学校の先生から「今の状態だと、合格率は3割以下ですね」と言われたとしても、子どもが「今から全力で勉強すれば、絶対に受かるはず」と思えるなら、その高校に合格するために勉強を頑張ることができます。

次回は、「アクティブ進路」の具体的な見つけ方をご紹介していきます。

 

 

PROFILE
道山ケイ

志望校への合格率97%を誇る、思春期の子育てアドバイザー。親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヵ月で学年トップに変えた天国を経験。この体験から道山流思春期子育て法を確立。道山流で子どもに接すると成績が上がる、志望校に合格すると話題で、年間3000組の親子をサポート、全国各地で開催される有料勉強会もすぐに満席になる。

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