ここぞの場面では“ハッタリ”も効果的! 手軽な心理マジック5選

えらそうな子ども

交渉ごとやプレゼンなど、仕事では自分を強く見せた方がいい場面があるもの。奥の手として心理学の知見を応用した“ハッタリ”の知識を持っておくと、少し安心できるかもしれません。ここぞという場面で使える対人関係の心理テクニックを5つ、ご紹介します。

背後からの光を利用して威圧感を与える方法

人は光を背にして立つと、目の前にいる人により強い威圧感を与えることができる。これは、背後から光が差すことで顔が暗くなり、表情がはっきり見えなくなるからだ。そのぶん軽薄さが失せて、思慮深い人間に見えるのである。

このことを利用すれば、本来は対等な人間関係であっても自分のほうがやや優位に立つこともできる。

たとえばオフィスでは、役職の高い人の席の後ろには窓があることが多いが、これも〝後光効果〟のひとつだと思うと納得がいく。あるいは、背後に照明を置くケースもある。

室内でも野外でも、光がどこから差しているかを考えて自分の居場所を決めると、自分の立場を有利にすることができるのだ。

好奇心をかき立てる「ピーク・テクニック」の法則

職場でスピーチをする場面があったら「これから2分13秒のスピーチをいたします!」と、中途半端な数字を切り出してみよう。確実にみんなの注目を集めることができる。

これは「ピーク(好奇心をそそる)・テクニック」と呼ばれるやり方だ。

アメリカでは、道行く人に「お金をいただけないでしょうか?」と声をかけたときよりも、「17セントいただけないでしょうか?」と中途半端な数字を示したときのほうが、お金を渡す人は圧倒的に多かったという実験結果もある。

ふつうはキリのいい数字を持ち出すところだが、その常識をあえて崩す。そうすることで、いとも簡単に好奇心をかき立てることができるのである。

一瞬のしぐさと「間」で誠実な印象を植えつける

交渉をしているときに誠実さをアピールしたいなら、軽くアゴに手を当てて、一瞬だけ間を置いてから返答するようにしてみよう。アゴに手を当てる姿は、「最善の答えを出そうとして考えている」ように見えるからだ。

この場合、一瞬だけ間を置くことがポイントで、その後の発言が注目されやすくなる。そこで、相手の顔を見ながら丁寧に自分の意見を述べていけば、より誠実さをアピールできるというわけだ。

ただしほんの一瞬だけ、さりげなくするのがコツで、やり過ぎは禁物だ。

まばたきに注意すれば切り上げ時がわかる!

まばたきは人間が意識をしないでする動作のひとつだが、瞳を乾燥状態から守るためでもある。

ふつうは3秒に1回程度するのだが、話している相手のまばたきが急にこれより多くなってきたら話題を変えるなり、話を切り上げたほうが無難だ。

というのも、まばたきの回数が増えるというのは、緊張が高まってきている証拠なのである。その話題を嫌がっている可能性があり、そのために緊張が高まり、まばたきが増えていると考えられるのだ。

交渉の最中なら断られる可能性が高いので、別の話にするなり、日を改めるなどして出直すことを検討してもいい。

「説得力」に10倍差がつく“見た目”の演出法

たとえば、ある投資のために身内を説得して資金を工面しなくてはならなくなったとしよう。

こんなとき、ただ「お金を貸してくれ」では通らない。まずは、その投資にまつわる資料をかき集めて目の前にドンと並べる。そして、ついでに直接関係のない他の資料も一緒に並べてみせるのだ。

もちろん中味の薄いウソはすぐに見透かされるが、この手の誇張や脚色は説得力を倍増させる効果がある。

同じように、プレゼンや交渉事では枯れ木も山のにぎわいよろしく、資料は多ければ多いほうがいい。世の中をうまく渡りたいならば、こんなハッタリも時には必要というわけだ。

 

PROFILE
おもしろ心理学会

人間心理の謎と秘密を解き明かすことを目的に結成された研究グループ。不可思議な心のメカニズムを探るとともに、その研究成果を実生活に活かすため、日々努力を重ねている。

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