国会議員の意外な「特権」とは? できる大人は知っている政治雑学4選

「総裁、幹事長、政調会長の力関係は?」「『イージス艦』と他の護衛艦との違いって?」「国民が知らない国会議員の意外な『特権』とは」…できる大人なら知っている!? 政治にまつわる雑学を4つご紹介します。

「総裁」「幹事長」「政調会長」... の力関係はどうなっている?

政権を担う自民党にはいろいろな役職があるが、そのトップが「総裁」だ。総裁は、同時に総理大臣も務めるので、「総理総裁」という言い方もされる。

「幹事長」は、選挙を仕切る重要な役目を負う。候補者を政党として公認するかどうかを決める「公認権」を持っているために〝仲間〟が集まりやすく、さらに力を持つことになる。

また、資金を管理し、使い道を決める権限もある。党の運営上、かなり大きな存在となる。

「政調会長」は、党としてどのような政策を打ち出すかをまとめる責任者だ。そのために、各専門分野の議員のとりまとめが重要な仕事になる。

「総務会長」は、党としての最高意思決定機関である自民党総務会のトップであり、党としての政策方針を決める際には、この総務会の承認が必要だ。

いわゆる「党三役」とは、幹事長、政調会長、政務会長のことさす。総裁が自民党のトップであることは間違いないが、党三役には特に序列はない

なぜ「事務次官」は〝次官〟なのにそんなに偉い?

総務省や経済産業省などの各省には「事務次官」というポジションがあり、その人事はニュースにもなる。

「次官」という名称のせいか、ナンバー2といったイメージがあるが、じつは省を実際に取り仕切っているのが、この事務次官だ。

もちろん各省の最高位は大臣だが、それはあくまでも国会議員の中から選ばれた政治家であることが多く、省の「顔」でもある。

一方、実際に実務を行い、その省を機能させているのがいわば現場の主役ともいえる事務次官だ。

官僚にとって最高のポストであり、実際に現場で政治を動かしているのが事務次官なのだから、ある意味では自分の実力を発揮できるポジションといえる。

だが、事務次官は人事においていろいろと問題も多い。

たとえば、事務次官をその下に位置する局長や審議官から選ばなければならないという制約がある。

さらに、新しい事務次官が決まると同期の他のキャリア組は退官しなければならない。

といっても年齢的には彼らは50代後半で、そのまま引退するはずもなく、天下りする者も多い

国民は知らない国会議員の意外な「特権」とは

都心の議員宿舎が格安だとか、新幹線のグリーン車に乗り放題など、国会議員の特権というと庶民感覚からしてみれば納得がいかないことが少なくない。

だが、国会議員の特権はそれだけではない。憲法では3つの「特権」が認められている。

まず1つが「不逮捕特権」だ。これは、国会の会期中であれば所属議院の許諾がなければ、現行犯以外は逮捕されないというものだ。

もし逮捕されても、所属議院の要求があれば会期中は釈放される。

そして、2つ目が「免責特権」だ。

議院で行った演説や討論の内容については院外で責任を問われないというもので、国会での議員の職務執行の自由を保障している。

そして3つ目が、国庫から相当額を受け取ることができる「歳費特権」である。

約130万円もの月収などがそれにあたる。

どれも一般の市民感覚からするとかなり優遇されていて、時代や国民感情に合わないのではないかという声が強いのも事実だ。

たとえば不逮捕特権は、本来は政治犯への不当な弾圧を避けるために生まれた考え方だった。

しかし今では、汚職議員の逮捕逃れに使われたりしているのが実情だ

「イージス艦」はふつうの護衛艦と何が違うの?

国際社会の批判を無視して、北朝鮮が2012年に二度にわたって弾道ミサイルの発射実験を行ったが、この時、日本海に派遣されたのが海上自衛隊の「イージス艦」だ。

イージス艦とは、簡単にいえばイージス・システムを搭載した駆逐艦や巡洋艦のことで、高性能レーダーで遠くの標的を識別し、一度に多くの敵と対戦できる能力を備えている。

このシステムの開発国はアメリカで、イージス艦を保有できるのは経済力のあるアメリカの同盟国だけに限られている。

2021年現在、日本の海上自衛隊には8隻のイージス艦がある。

北朝鮮の核ミサイル開発や中国の海洋進出に備えるためだ。

だが、これほどまでに優れたシステムだけに、価格は海上保安庁の年間予算に匹敵する。

予算面を考えると、今後も国会で問題になることは予想されるが、隣国の脅威を考えると背に腹は代えられないというところなのだろう

 

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