小型株? 不動産投資? “持たざる人”が今からFIREを実現する方法

株式投資

お金持ちはお金を働かせて稼いでいます。上手に資産運用を行って利益を得ているのです。株式投資、債券投資、不動産投資、FX、投資信託などジャンルがありますが、彼らはどんな投資をどんな手法で行っているのでしょうか? お金持ちたちの投資のノウハウを学べば、お金に働いてもらって早期リタイアするFIRE(Financial Independence, Retire Early)も夢ではないかもしれません。

流行りのFIREを実現するには

最近、不労所得だけで暮らしていくFIREという生き方が流行っています。それには、どれくらいの資産が必要なのでしょうか?

たとえば、贅沢せずそこそこ豊かに暮らしていくには年間500万円必要だとしましょう。5%の利率で運用し、500万円を得ようとすると、資産は1億円必要ということになります。

ただし、現在の日本国内で安定的に5%で回せる金融商品などまずありません。FXで海外の高い金利の通貨を買うという手もありますが、今度は為替差損が生じて元手自体を減 らしてしまうリスクが生じてきます。

では、会社を辞めて「デイトレード」をするという方法はどうでしょうか。デイトレードとは文字通り、午前9時から午後3時という市場が開いている時間内で取引を完結する投資手法です。

デイトレーダーは、パソコンのモニターとにらめっこをしながら、買った銘柄の値が少し上がると売却して利益を確定し、下がれば早めに損切りして次を狙います。わずか数円、数十銭の値動きに神経をとがらせ、他人よりも早い瞬発力で利ざやを稼ぐのです。

カリスマトレーダーも現れ、普通の大学生が3億円稼いだだの、主婦がセレブに大変身しただの、デイトレードの成功体験をつづった本もたくさん出版されています。

こうした成功事例を見せつけられては、デイトレードで一攫千金を目指したくなりますが、残念ながらそんなに簡単なことではないようです。米カリフォルニア 大学の調査によると、株式投資を行っている6万世帯を調査したところ、頻繁に売り買いを行っているグループがもっとも運用成績が悪いという結果が出ています。

また、デイトレーダーの7割がすべての資産を失い、利益を上げることができたのはわずか5%だったという調査結果もあります。それほどデイトレードは難しいということです。

資産運用の初心者が、そのような取引に参加するのは無謀です。どうしても参加してみたいなら、それなりの投資経験を積んでからの方が無難でしょう。

プロの投資家よりも稼ぐ方法

そうなると個別株への中小期的な投資ということになりますが、投資家のN氏は、「個人投資家が儲けたいなら、大型株より小型株を狙え」と教えてくれます。

大型株・中型株・小型株の区分けは、時価総額や流動性など総合で判断しますが、一般的には発行株式数が多いものが大型株、発行株式数が小さいものが小型株と考えていいでしょう。

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏も小型株に投資していると述べています。「儲けたい人は好んで小型株に投資するものだ。小型株は何か材料があったり、少し大きな買いが入るとたちまち株価が跳ね上がり、それを見た投資家が殺到して大きく高騰しやすいから」といいます。

また、小型株を注意深く見ていると面白いことに気づきます。たとえば、毎年同じような値動きをする銘柄がいくつもあるのです。そういうものを調べて、安値で仕込んでおくと5倍、10倍という高リターンの可能性があるといいます。

なぜ、同じような値動きをするのでしょうか? それは、その銘柄にファンがついているからです。同じ動きをすることを知っているから、少し急騰するとワッと買いが入って瞬く間に噴き上がり、それを見た一般の投資家が入ってくる頃に利益を確定して引いていく のです。

いうまでもないことですが、短期間に高騰するということは、その逆もありえるということ。落ちるときも、その動きは急であることは頭に入れておく必要があります。損切り設定をせずに逃げ遅れた場合は、手痛い損失になることを覚悟しなければならないでしょう。

それさえ認識しておけば、小型株への投資は十分に面白いといえます。有名銘柄ばかりでなく、値動きする小型株もチェックしてみましょう。

自ら損を認める「損切り」の鉄則

そのとき必要になるのが、「損切り」という考え方です。プロのトレーダーやベテランの個人投資家は、損失を拡大させないために、損失が一定の割合になると、自動的に取引を終了する「ストップロス」の手法を用いています。

どれくらいの損失が出たらストップロスするかは、人によって違うようで、買い値より2%下落したら売るという人もいれば、5%あるいは10%という人もいます。

いずれにしても損失を最小限にとどめるためという目的は共通しています。初心者投資家や損ばかりの投資家は、この損切りができないとお金持ち投資家たちは指摘します。

「気持ちはわかります。損切りして取引を終わらせたら、損失が確定してしまうわけですからね。今日は下がったが、明日にはまた反発するはずだ。そう思いたくなります。でも、経験からいっても、そういうときはズルズル下がっていくことが多い。だから、損切りは冷徹に、機械的に行うべきなんです」

ズルズルと値を下げて損が大きくなり、売れずに残ってしまう銘柄は「塩漬け」と呼ばれ、再び株価が買い値を上回るまで冬眠することになるでしょう。

損切りしなければ損は確定しませんが、塩漬けになれば大切な投資資金の一部がフリーズして使えなくなってしまいます。

損を確定させるのは痛い。自ら損を認めたくはないという気持ちはわかります。しかし、そこで塩漬けになり、投資機会を失う、あるいは減ることのほうがもっと痛いことです。

そうならないためにも、損切りのルールをしっかり設定して、ケガはかすり傷程度にしておくのが、賢くお金持ちになる一番大切なルールなのです。

自動的に年間500万円入る ・不動産投資のしくみ

もう一つの投資対象は不動産です。かつて日本では「土地は必ず値上がりする」という土地神話が信じられており、不動産取引でひと財産築いた人がたくさんいました。

ロバート・キヨサキ氏は、地価が暴落するなかでも不動産投資で確実に利益を上げてきたといいます。キヨサキ氏は、ある雑誌のインタビューで、「市場が下落すればするほど賢い投資ができる」と述べています。

キヨサキ氏のビジネスモデルは、不動産の転売ではなく賃貸。転売によるキャピタルゲインではなく、家賃収入というインカムゲインを目的として不動産を取得しています。

この場合、不動産価格が低いほど初期投資が抑えられ、利益率は高くなります。一般に不動産価格は下落しても家賃はそれほど落ちないからです。だから、不動産価格の暴落は、キヨサキ氏にとっては大歓迎というわけ。

日本でもインカムゲイン目的の不動産投資で大儲けしている人がいます。外資系金融機関に勤める銀行マンのTさんもその一人。家族は奥さんと娘が一人、貯蓄は3000万円ほどありました。

Tさんはその貯蓄のうち1000万円を頭金として、残りは銀行のローンを組み、約1億円の中古マンションを一棟購入しました。

投資の図

家賃収入は月約80万円。単純計算で9% 以上の利回りになります。ローンの返済は月30万円。固定資産税を引いても年500 万円ほどの収益が上がるといいます。

投資の図

毎年自動的に 500 万円もの収益が入ってくるなんて、うらやましい限り ですが、お金持ちになるには、こうした仕組みをいかに作り上げるかにかかっています。

 

 

PROFILE
マル秘情報取材班

人の知らないおいしい情報を日夜追い求める、好奇心いっぱいのジャーナリスト集団。
あらゆる業界に通じた幅広い人脈と、キレ味するどい取材力で、世の裏側に隠された事実を引き出すことを得意としている。